taiki-t's diary

React Native, Rails そして雑多な記録: The world is waiting for you to give it a meaning.

アイディアを寝かせることと生産性

今作っているアプリLylicaのMap機能を改善しようと思ったのだけれど、 なかなか腰が重かった。そもそも機能自体もどうして良いかあまりわかっていなかったし、 技術的にも大変そうだなあと感じたので。

そのまま着手したらだらだらやり続けることになりそうだったので、 前から積んであった別の大変そうなタスクに着手した。 (より大変なタスクが入ると以前は億劫だったものがやりたくなるという心理は便利かもしれない。)

そのタスクを足掛け10日ほどでこなして、いよいよMapに着手するぞって機能始めた。 で、思ったより簡単にできた。

10日ほど寝かせていたことでアイディアが熟成され輪郭がはっきりとなり、 どこから着手すれば良いか糸口が見つかっていたのと、 技術的にもっと簡単にできないかな?という方面で解決策が見つかったからだ。

アイディアを寝かせてよかったなと思った。

しかしこれが会社勤めでスケジュール通りにタスクをこなさなきゃならないとなっていたら、 なかなかそんな風にはできなかっただろうなと思う。 生産性の低い、モチベーションの上がらない日々を過ごしていたんじゃないだろうか。

ということでやはり自分の会社に開発チームができたら、 2週間ぐらいを機能追加の一単位として、そして週4日稼働で余裕で終わるぐらいの開発量で回すようにやっていこうと思った。

机にかじりついていれば生産性が最大になるというのは幻想で、 風呂に入ってたり散歩だったり昼寝だったり、そういうときに僕は鍵となるアイディアや解決策を思いついたりする。

ので、やはり個々人が自由に自分のペースで開発できる、つまりクリエイティビティを発揮できる環境を整えたいと思う。

オブジェクト指向設計実践ガイド」という本に(ステマ)、プログラマーは組み立てラインの作業員ではない、という旨のことが書いてある。その通りだと思う。 もちろん筋肉をつかってもりもり書けば終わるというタスクはあるけれど、 それを可能にする根本的なところやアイディアというのはおおよそその対極にある。

40年近くたった今も、スティーブ・ウォズニアックはApple IIを改良する方法を思いついて目を覚ます | TechCrunch Japan」 こんな記事があるけれど、ウォズニアックは机にかじりついて思いついたわけではない。

人間の面白さと不思議さだけど、ある種の熟成を得て問題がある日解決するということは起こるのだ。

気が向いたら昼寝したり、散歩に行ったり、カフェにいったりということは、プログラマの創造性と生産性に寄与することだと思う。10時間机にかじりついても解けない問題が、ふと思いついたアイディアで5分ほどで解決できる問題になる、ということも起こるのがこの世界だ。

根性という幻想を打ち捨て個々人が精神の緩急を自分のペースで営み、いきいきと創造性を発揮し日々を楽しく生きる世界を実現したいものだ。

話がややそれたところで終わり。